ITエンジニアの暗中模索

システム開発やプロジェクトマネジメントに関する雑記

読書「勝間式超コントロール思考」

IT本ではないが勝間氏のITガジェット を駆使した豊かな生き方への誘いは健在。

結論としては残念ながら読んでいて楽しいが目新しい気づきは少ない。

 

勝間式超コントロール思考

勝間式超コントロール思考

 

 

「コントロール」と聞くと、
なんでもかんでもコントロールしたがるわがままな人、
他人を自分の思い通りに支配したがる人など、
あまり良い印象を持たないかもしれません。

しかし、本書でいうコントロールの対象は、自分自身とその周りの環境です。

つまり、
「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながら
イメージ通りに物事を進める方法」というのが、
本書で提唱する「超コントロール思考」です。

 

読んだ感想

  • 全体的にカテゴリが複数に渡っており浅く広い内容になっている(これは逆に著者の書籍を初めて読む方であれば良い点でもあるかとも思う)
  • コントロールを作り出すには主体性と余裕と人間関係。いずれも自らの手によって生み出すものであり必ず自分にも可能という話。その通りだと感じる。
  • 当方、著者の書籍「7つのフレームワーク」にて感動を覚えたことがありファンであるが、何か読後感は「他の本ですでに読んだ内容だな」と思った。主体性は「七つの習慣」で、人間関係は「人を動かす」で深く理解した。それに比べるものではないがどうにも同じことを読んでいるように感じた。これは読み手によって感触も違うだろうとは思う。
  • ただし、「食事のコントロール」の章は非常によかった。「栄養コントロールのため外食から自炊へ。自炊を可能となる仕組み作りへ。仕組みのために導入したガジェット はこちら」。これこれ、このロジカルな流れには引き込まれる。

まとめ

正直な話を言うとエッセンスに留めているため、どうしても読み応えを感じない。ただしコントロール対象のカテゴリ定義を示してくれること。コントロールするための具体的な方法を示してくれる点を鑑みると決して「薄っぺらい本」ではない。